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 島根県出雲市が発売したボードゲーム「出雲縁結びポケット人生ゲーム」が通信販売で人気を集めている。新型コロナウイルス感染拡大の影響で自宅で過ごす時間が増えたことが要因らしい。市は市民だけでなく遠隔地の人にも出雲を知ってもらう機会になるとしてゲームをPRしている。

 同ゲームは、市が発案して、おもちゃ企業のタカラトミーが製造、婚活コンサルティング企業のツヴァイが監修した「ご当地版人生ゲーム」。

 JR出雲市駅を起点にルーレットの数字の数だけ、自動車に乗った駒を進め、ゴールの出雲空港を目指す。縁結びの神様として知られる出雲大社や諸国の神々が神在月に集まる万九千(まんくせん)神社に参拝したり、日本三美人の湯とされる湯の川温泉や奇岩の景勝地・立久恵峡などを巡ったりする。名物のそばや出雲発祥とされるぜんざいを食べる場面も。

 2016年3月に通信販売サイト「わが街とくさんネット」と市役所売店で発売。通販は、16年度に119個を販売、17年度は102個が売れた。18年度は65個、19年度40個で推移していた。

 ところが新型コロナで市民生活に影響が顕著になった今年3月からネット注文が急増。同月は10個、4月には27個、5月には35個が売れた。東京都や大阪府など大都市からの注文が多いという。背景には外出自粛が求められたことで、巣ごもり中の娯楽として使われたためと市はみている。

 予想外の人気に、市は30日までの限定で、通販での購入者に特製の往復はがきセットをプレゼントして感謝の気持ちを伝えている。

 市産業政策課は「このゲームで出雲に興味や関心を持ってもらい、コロナ収束後には来訪をお待ちしています」と話している。(杉山高志)