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 新潟県糸魚川市を流れる青海川にあったヒスイの大きな原石が盗掘の危機にあることが分かり、フォッサマグナミュージアム(同市一ノ宮)が保護した。敷地内で展示している。

 青海川の上流にある「ヒスイ峡」は国の天然記念物。問題の原石は下流の水面下にあることが知られていた。だが、昨年あたりから川の流れが変わり、原石の一部が露出。5月下旬、市民から盗掘されそうだと連絡があったという。

 保護された原石は、最も長い部分が約1メートル、重さ約1・5トン。全体的に白っぽいが、ところどころにヒスイの鮮やかな緑色が見て取れる。だが、一部は割って盗まれたとみられ、直径2センチほどのドリルの穴が20カ所弱に残っていた。

 ミュージアムの小河原孝彦さんによると、大きな原石を破壊するなどして地形を改変する行為は法律に抵触する。そのため、ミュージアムは今回、河川管理者である新潟県の了解を得たうえで、原石をミュージアム敷地内に移した。

 小河原さんは「糸魚川だけでなく、日本にとっても貴重な石。盗掘されそうな原石があったら、連絡して欲しい」と話した。(鈴木剛志)