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 自宅で楽しめるDVDやCD、放送や配信を紹介する連載「私の逸点」。今回、登場していただくのは俳優のキムラ緑子さん。新型コロナウイルスの影響で自宅にいる時間が長くなり、見返した日本映画から、「秀逸な一作」を選びます。

 劇作家井上ひさしさんが、庶民の視点で戦争責任を考えた「東京裁判三部作」に、2001年から06年にかけて出演しました。当時の人の生活を知るために、資料として見た映画の一本が、熊井啓監督「サンダカン八番娼館 望郷」です。

 明治時代から太平洋戦争の頃にかけて、東南アジアなど海外各地で売春に従事させられた、貧しい日本人少女たちがいました。彼女らを取材した、山崎朋子さんのノンフィクションが原作。「黒部の太陽」でも知られる熊井監督は、社会でタブーとされてきたような問題を映画の題材に採り上げた方です。新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごす間に見直し、改めて衝撃を受けました。

 きむら・みどりこ 1961年生まれ。兵庫県洲本市出身。9~11月、東京のパルコ劇場や京都市の京都劇場など全国5カ所で上演される舞台「ゲルニカ」に出演。

 物語は、年老いたサキ(田中絹…

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