[PR]

 新型コロナウイルスの感染拡大で、封鎖されていた中国・武漢へのチャーター便を運航した全日本空輸の機長や客室乗務員に23日、茂木敏充外相が感謝状を手渡した。茂木氏は「勇気と多大なるご貢献に心から感謝の意を表したい」とたたえた。

 全日空は政府の要請に応じ、1月28日~2月17日に計5便のチャーター便で東京・羽田と武漢を往復。中国湖北省に在留する日本人や家族ら828人を帰国させた。政府が感染症の流行に伴い、チャーター便で日本人の帰国を支援するのは今回が初めてだった。

 第1便の機長を務めた支倉暢彦さんは「特殊な状況におかれたお客さまだったので、心を配らないといけないところもあったが、運航そのものは普段通りやった」と話した。第1便のチーフパーサーだった客室乗務員の石黒麻里子さんは、乗客は空港での待機が長かったため、「皆さん非常にお疲れで、乗られてからすごく安心されて、すぐにお休みになられたのが印象的だった」という。乗客から「本当に大変な中、来てくださってありがとうございます」と声をかけられ、「日本にお連れすることができて本当によかった」と振り返った。(太田成美)