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 菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、米国のボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)の回顧録について「全体的な信憑(しんぴょう)性を含め、政府としてコメントは差し控えたい」と述べた。回顧録の内容について報告は受けているとしたが、「元外国政府高官の言動一つひとつについて、コメントは差し控えたい」と述べるにとどめた。

 回顧録では、在日駐留米軍の経費負担問題で、トランプ米大統領が年間80億ドル(約8500億円)の負担を求めている、と日本側に伝えたことを明らかにするなどしている。

 会見では、記者団から「自身も政府の中枢にいる立場として、回顧録を書いてみたいと思うか」と問われ、菅氏が「そうした誘惑に駆られることはない」とかわす場面もあった。

 ボルトン氏はイランや北朝鮮への強硬派として知られていた。政府高官の一人は、回顧録は「本人の願望が含まれており、真実ではない部分が多いのではないか」と語った。