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 日産自動車は24日、新型車「キックス」を30日に国内で発売すると発表した。日産が国内で、改良ではなく全く新しい車を投入するのは、軽自動車を除くと2010年末に発売した初の量産電気自動車(EV)の「リーフ」以来、10年ぶりとなる。業績悪化に苦しむ中、新型車の投入で反転攻勢を狙う。

 キックスは、いま売れ筋の小型SUV(スポーツ用多目的車)で、トヨタ自動車の「C―HR」やホンダの「ヴェゼル」と近いサイズだ。エンジンは発電だけに使い、車輪を動かす動力にはモーターを使う独自のハイブリッド技術「eパワー」を搭載した。

 国内3車種目のeパワー搭載車となるが、これまでと比べ出力を2割向上させ、「静かでなめらかな加速」が売りという。星野朝子副社長はウェブでの発表会で「SUVとの融合に期待してほしい」と話した。

 燃費は国際的な測定方法「WLTCモード」でガソリン1リットルあたり21・6キロ。価格は消費税込みで275万9900円から。(友田雄大)