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 江戸期に花街として栄えた島原(京都市下京区)に残るお茶屋「輪違屋(わちがいや)」でのお座敷遊びの様子を、オンラインで配信する初の試みが27日に開催される。ふだんは「一見(いちげん)さんお断り」の世界が生中継される。

 島原はかつて「京都六花街」のひとつに数えられ、太夫を抱える置屋と、太夫らを呼んで客をもてなすお茶屋(揚屋(あげや))があった。輪違屋は島原で唯一、今も営業を続ける置屋兼お茶屋。建物は市の有形文化財に指定されている。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休業を余儀なくされる中、花街文化を伝える新たな試みとしてライブ配信を思い立った。町歩きのガイドツアーを企画する「まいまい京都」(右京区)がテレビ会議システム「Zoom(ズーム)ウェビナー」などで配信する。

 当日は、輪違屋に所属する如月(きさらぎ)太夫が出演。禿(かむろ)と呼ばれる少女を引き連れる「太夫道中」や、太夫を客に紹介する儀式「かしの式」のほか、如月太夫が舞や胡弓の演奏を披露する。

 ガイド役は、花街文化に詳しい旅館「ギオン福住」(東山区)の支配人、正脇良平さんが務める。

 配信は27日午後2時~4時ごろ。参加費2500円。まいまい京都のウェブサイト(https://www.maimai-kyoto.jp/event/ky20b259別ウインドウで開きます)から26日までに申し込む。(佐藤秀男)