拡大する写真・図版2019年世界選手権の会場で長男の瑠良くんと過ごす吉田愛

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 実力があるのに五輪で発揮できない。過去3大会でそうだったセーリング女子470級のスキッパー吉田愛(39)=ベネッセ=は、4度目となる東京五輪で初のメダル獲得を目指す。前回五輪の後に母親となって「変わった」と感じる部分が、壁を越えるきっかけになるかもしれない。

 6月29日は長男瑠良(るい)くんの3歳の誕生日。吉田は「今年オリンピックを迎えていたら、瑠良の記憶に残るかどうか分からなかったけれど、4歳なら覚えているのかな、ママがメダルを取ったら記憶に残るのかなあ」と穏やかに語る。新型コロナウイルスの感染拡大で2020年夏の東京五輪は1年延期になった。計画を狂わせる想定外の出来事に、以前は弱かった。

 自らを「完璧主義」と言う。出場した08年北京、12年ロンドン、16年リオデジャネイロの五輪3大会は、本番から逆算して決めた綿密な計画をこなして臨んだ。北京、ロンドンはともに国際セーリング連盟の世界ランク1位で迎えた。だが、いずれも総合14位。リオは総合5位に終わった。

 一つの原因に心当たりがあった…

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