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NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事 安藤哲也さん(57)

 「笑っている父親を増やす」をミッションに掲げ、日本のパパ界を牽引(けんいん)する。世の中の常識をものともせず、新しい生き方・働き方を提示するしなやかな感性は、どこで培われたのか。これから、どこへ向かうのか。

拡大する写真・図版NPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事の安藤哲也さん=山本和生撮影

 「男は仕事」の価値観をひきずった同年代の管理職を前に、問いかける。「人生は100年。定年後どう生きる?」。そして呼びかける。「まず、あなた自身が自分の私生活を大事にしよう」

 父親の育児を支援するNPO法人「ファザーリング・ジャパン(FJ)」の代表理事として、講演などで全国を飛び回る。「イクメン」ブームの一翼を担ったが、今は若い世代よりも管理職世代が課題だと、新たに「イクボス」(ワーク・ライフ・バランスを大切にする管理職)を提唱。企業での両立支援セミナーや、自治体でのプレパパへの父親学級なども手がける。会員は、全国に約300人。18の支部があり、それぞれの地域でパパキャンプなど独自の活動を展開している。

 学生時代までは、ギターをやる兄に影響を受けてバンドに明け暮れ、プロを志したが断念。それならばと、音楽以外にもう一つ好きだった本の世界へ飛び込み、20代は出版社で営業や宣伝、音楽雑誌などに携わった。バブル崩壊を機に「自分にしかできない仕事」を求めて、30代で書店の店長に。客のニーズをとらえた個性的な店作りが話題になり、「カリスマ書店員」と呼ばれた。

拡大する写真・図版安藤さん(左)が2003年から仲間と続けている子どもたち向けの絵本ライブ=2019年、栃木県茂木町、いずれも安藤さん提供

 その後、ネット書店の運営やウェブのコーディネーターなどを経て、楽天ブックスでネット書籍の販売を担う部長職に。会社勤めのかたわら、仲間とFJを立ち上げたのは、そんな2006年のことだ。

 自身は書店の店長時代に長女が…

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