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 お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さん(38)が日本代表として世界大会に出場したことで注目を集める競技がある。ボウリングとダーツとビリヤードを合わせたようなフィンランド発祥のスポーツ「モルック」。日本モルック協会の推定によると、国内の愛好家は2018年に約1千人だったが、森田さん効果で5千~8千人に増えたという。

 モルックは対戦型のスポーツで、数メートル先のピンに向かって順番に木の棒を投げて倒し、倒れたピンの本数やピンに書かれた数字に応じて入る得点で競う。ちょうど50点になったら勝ち。テニスコート半面のスペースがあれば十分屋外、室内問わずプレーでき、棒やピンなどは一式約6千円で買える。激しい動きがなく、年齢や性別に関係なく一緒に楽しめて、それでいて奥が深い。

 11年に設立された日本協会によると、当時の愛好家は100人未満だったという。転機は19年4月、「さらば青春の光」の森田さんが趣味を見つけようと、東京で練習会に参加したことだった。

 森田さんはその日に世界大会の話を聞き、即日で出場を決意した。協会は「大会開催地までの旅費や滞在費などを負担できるなら、立候補すればだれでも日本代表」という方針。「代表」といっても複数チームがあり、選考会もなかった。

 森田さんは同年8月、芸人仲間らとチームを組んでフランスであった世界大会に出場した。チームは2次予選敗退だったが、「むちゃくちゃ楽しい」と熱中し、テレビ番組などで紹介。今年1月には大会を主催するなど、積極的なPRを始めた。「ルールが秀逸。やれば絶対盛り上がるし、日本でもはやらせたい。将来、モルックがうまい男がモテるぐらいの感じになれば」と話す。

 協会によると、森田さんがテレビで紹介した後、協会のホームページがアクセス集中でダウンしたり、通販サイトでモルックセットの品薄が続いたりしたという。

 6月上旬、新大阪駅近くの公園に愛好家ら男女10人が集まった。「5を倒して、次7やな」「そうしよか」。あと12点でちょうど50点のチーム。ほかのピンと近く単体で倒しにくい12のピンよりも、5点と7点に分けて狙う道を選んだ。男性がそっと木の棒を投げ、狙い通り5のピンが倒れると、周囲から拍手が起こった。

 協会認定の国内団体数は19年4月の17から20年6月には35とほぼ倍増。日本モルック協会はこの勢いで、25年に世界大会を日本で初開催するのを目標にしている。今年8月には北海道で初の個人戦を開くという。協会の広報担当、宍倉泰司さん(53)は「森田さんのおかげで急激に広まり、本当にありがたい。日本全国にもっとモルックを広めたい」と話している。(佐藤祐生)

 モルック日本代表として世界大会に出場したお笑いコンビ「さらば青春の光」の森田哲矢さん(38)に、モルックの魅力を語ってもらった。

 ――モルックとの出会いは

 (お笑いコンビの)サンドウィ…

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