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 熊本県立宇土高校(宇土市)で44年前、生徒たちがつくった「イワンの馬鹿」の版画集がこの春、復刻出版された。作品の翻訳者と、その人の生き方に共鳴した人々の思いが結実した。物語が教える、他者を思いやる心が広がることを関係者は願う。

 「イワンの馬鹿」は19世紀にロシアの文豪レフ・トルストイが書いた寓話(ぐうわ)。軍人セミョーンと商人タラース、ばかのイワンの3兄弟がそれぞれ悪魔のいたずらを受け、セミョーンとタラースは翻弄(ほんろう)されて破滅する一方、イワンは動じることなく働き続け、逆に目的を達成できず苦しむ悪魔に祈りを捧げる。

 1976年、当時の宇土高校2年生約150人は、イワンの馬鹿を題材に授業の一環で版画集を作った。6千部印刷し、ほとんどが売れた。国立国会図書館(東京都)と熊本県立図書館(熊本市)にも寄贈した。

 当時、美術科教員として版画集…

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