絵本になった横井庄一さん 「完成したら…」妻との約束

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佐藤雄二
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 太平洋戦争の終結後も帰国できずグアム島で28年間潜伏した元日本兵の横井庄一さん(1915~97)。その生涯を切り絵と文章で伝える絵本「よこいしょういちさん」が出版された。元々は手作りしていた絵本だったが、作者が横井さんの妻と交わした約束が書籍化を後押しした。

 作者は愛知県一宮市の主婦亀山永子さん(46)。横井さんが生還した翌年に生まれた。戦後70年の2015年、初めて横井庄一記念館(名古屋市中川区)を訪れ、「名前を聞いていたくらいだった」という横井さんの過酷な体験を知って衝撃を受けた。

 絵本の原本は17年に完成した。市内の小学校や児童館で読んで聞かせながら、少しずつ自分で複製した。これまでに約800部を作り、横井さんが暮らした名古屋市や出身地の愛西市など、県内の小中学校や図書館に寄贈してきた。

 横井さんの妻美保子さん(9…

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