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 パキスタン航空省は24日、同国の航空会社に勤める操縦士860人のうち約30%にあたる262人が、パイロットの資格を不正に取得していた疑いがあるとの調査結果を国会に提出した。地元メディアが伝えた。

 報道によると、資格不正の疑いが持たれているのは、国営のパキスタン国際航空(PIA)の操縦士約150人や民間航空会社の操縦士ら。PIAは150人を機上の業務から外し、解雇する予定だという。PIAは2018年にも操縦士ら約50人を資格不正で解雇していた。AP通信は、操縦士は替え玉受験によって資格を取っていた疑いがあると報じた。

 同国南部カラチでは5月22日、PIAの旅客機が着陸に失敗して墜落し、乗員乗客計97人が死亡。その後の調べで、操縦士が無理な飛行体勢で着陸を試みていたことが判明した。操縦士の技術不足を問題視した航空当局が操縦資格を調べ直したところ、今回の不正が発覚したという。(バンコク=乗京真知)