小沢邦男、華野優気
拡大する8時34分で停止した川辺小の時計。体育館壁面にあったが、校内の電源装置が浸水し針が止まったとみられる=2020年6月23日午後2時54分、岡山県倉敷市真備町川辺、柴田悠貴撮影
岡山県倉敷市真備町の川辺(かわべ)小学校に8時34分を指したままの時計が残されている。西日本豪雨で校舎が水没した2018年7月7日朝の記憶を刻む「証人」。真備町の別の2校にも豪雨の日から動かなくなった時計が保管され、各校や市教育委員会が防災教育などへの活用を検討している。
「この学校で、被災を伝える唯一ともいえる存在です」。川辺小の本多卓郎校長(59)は、校長室に保管した直径約70センチの時計を見つめて言った。
一帯は7月7日午前7時ごろから浸水し、3階建て校舎の1階天井近くまで水が迫った。体育館の外壁に掛けられた時計はかろうじて水没を逃れたが、1階の電源装置が浸水して針が止まったとみられる。
7日は土曜日。当時297人い…
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朝日新聞社会部