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 「チケットが通貨代わり」といわれる国内のプロボクシング興行が、原則無観客の方針で7月、再開される。テレビの放映権料やスポンサー料などで一定の収益が確保できるプロ野球やJリーグと違い、収入のほとんどを入場料に頼る事業構造で、当面は赤字必至。試合を見送る例もある中、開催を決断した興行主の胸中やいかに。

 「チケットは『空気』。無観客は空気のない星で試合をするようなものだよ」

 7月16日に東京・後楽園ホールで無観客興行を行う大橋ジムの大橋秀行会長は、ため息をつく。

 ロンドン五輪銅メダリストで東洋太平洋フェザー級王者・清水聡、世界3階級王者・井上尚弥のいとこで日本スーパーライト級王者・井上浩樹の防衛戦2試合。本来なら1500人収容の会場が埋まって1千万円以上のチケット収入を見込める「ドル箱興行」だ。

 一方で選手に支払うファイトマネーや会場使用料などで約600万円の費用がかかり、すでに数百万円の赤字が確実だという。

 なぜ、興行を打つのか。

 「他のスポーツも再開している…

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