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 新型コロナウイルスの感染拡大で、政府の途上国援助(ODA)も影響を受けている。現地で技術や知識を伝えてきた国際協力機構(JICA)の海外協力隊員2千人は全員が一時帰国。現場復帰のメドも立たない。現地に行けない中で途上国をどう支援するのか。模索が始まっている。

 「道半ばで帰国した悔しさ、無力感。任地に戻りたい」。アフリカのマダガスカルに派遣されていた山上莉奈さん(24)は4月下旬、海外協力隊員の活動を報告するオンライン講演会で胸の内を語った。

拡大する写真・図版薪の消費量が少ないかまどを住民らと造った山上莉奈さん(左から3番目)=今年2月、マダガスカル中部アンズズルベ、山上さん提供

 高校生の時に抱いた夢をかなえ、昨年末に赴任。学校の授業を改善するため、教員向けの研修を行ったり、薪の消費量が少ないかまどの造り方を教えたりした。子どもが薪集めをする時間が少なくなれば、その分を勉強にあてられる。言葉も富裕層が使うフランス語でなく、庶民が話すマダガスカル語で接した。住民からお昼をごちそうになることもあった。

拡大する写真・図版小学校で教員向けの研修を開いた後、教員らと写真に納まる山上莉奈さん(右から3番目)=今年2月、マダガスカル中部アンズズルベ、山上さん提供

 しかし、JICAから3月17日に連絡があり、2日後の航空便で日本へ戻ることになった。この時点でマダガスカルの感染者は確認されていなかったが、わずか4カ月弱で帰国に追い込まれ、「現地の人と関係を築けてきていた。やり残したことだらけ」と話す。

■復帰のめど…

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