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 川南町観光協会(宮崎県)が駅の改札業務をしているJR川南駅で、車いす利用者が列車に乗る際の介助を観光協会職員がしていたとして、JR九州が介助を行わないよう指導した。車いす利用者は「これまで通り行ってほしい」と要望。JRも検討を始めた。

 JR宮崎総合鉄道事業部(宮崎市)によると、車いすの介助が行えるのは「研修を受けた社員のみ」とする取り決めがあるという。研修では、車いすの取り扱いや列車にスロープをかけて列車に乗ってもらう手順を1日かけて学ぶ。担当者は「スロープが外れるなどしたら大けがにつながる。安全を考慮してのこと」と説明する。

 一方、JRと川南町が契約を結び運営を町観光協会に委託している川南駅では、車いすの乗客が来ると観光協会の職員が改札業務をしながらホームへの移動や列車にスロープをかけて乗せる介助をしていた。午前6時から午後5時半ごろまで予約なしで対応していた。

 このことが社内調査でわかったとして、JRは5月末、川南駅に置いていた列車とホームをつなぐスロープを回収。職員に車いす介助をしないよう指導したという。

 駅を利用していた車いすの男性は「いつでも好きな時に乗りたい」「これまで通り、駅の職員に対応してもらいたい」と要望。JRは委託先の職員も研修を受ければ車いすに対応できるよう検討を始めたという。

 宮崎総合鉄道事業部の中村孝正企画課長は「車いすの方が自由に乗り降りできるのが最も良いこと。運行事業者として安全は最優先。協議して早急に対応を検討したい」としている。(矢鳴秀樹)

32駅は車いす非対応

 JRによると、車いす利用者が駅で介助を求める場合は、事前に電話連絡する必要があるという。

 宮崎総合鉄道事業部が管轄する…

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