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 長崎国際大(長崎県佐世保市)は26日、新型コロナウイルス感染の有無を調べる検査センターを設立したと発表した。記者会見した安東由喜雄学長は「医学部や付属病院を持たない大学が検査施設を設けるのは全国初ではないか」とし、感染の第2波に向け、保健所などとともに検査を担う抱負を述べた。

 センターは25日付で市から新型コロナの検査を担える機関として認可された。7月1日にオープンする。キャンパス外に設けたセンターには、クルーズ客船コスタ・アトランチカの集団感染で力を発揮した遺伝子検査技術「LAMP法」の機器2台を備える。県から無償貸与されたという。

 薬学部の隈博幸教授(臨床検査学)ら3人が、日曜を除く週6日対応する。PCR法の6分の1の約30分で判定できるとして、「日に5サイクル、計100件の検査が可能」(隈教授)としている。

 安東学長はこの日の記者会見で、8月には診療所も開設して自身を含めた医師免許をもつ4人の教員が診療を始めることも明らかにした。オンライン診療がメインになるという。診療と検査の「車の両輪がそろう形」(安東学長)という。

 大学はハウステンボスに隣接。学生はアルバイトに復帰し始め、県内への観光客も戻りつつある。安東学長は「秋以降、感染の第2波が来る」と力説。「学生を守る自衛でもある。初期症状の似たインフルエンザとの鑑別も必要になるので検査はますます重要になると思う。うちのように医学部や医療機関を持たない大学も続いてほしい」と期待を述べた。

 大学は今後、隣の佐賀県も含めて広く周辺住民の検査も担うことを視野に入れている。(原口晋也)

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