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 秋田県横手市は26日、増田まんが美術館で多数の原画を預かる「大規模収蔵作家」に、さいとう・たかを氏と浦沢直樹氏が加わったと発表した。さいとう氏はゴルゴ13や鬼平犯科帳、浦沢氏はYAWARA!、20世紀少年などの作品で知られる。

 同館は1995年に開館し、原画の収蔵や保存、活用にこだわって運営。他の類似施設にさきがけて、漫画原画に適した体系的なアーカイブ手法を提唱し、取り組んできた。今回は作家側からの相談で実現した。

 昨年のリニューアルオープンで、保存環境を充実、強化させ、原画収蔵可能点数を70万点に増やした。全国の原画保存の相談窓口としての機能もあり、同館はこれらの点が両氏に評価されたとみている。

 収蔵数はさいとう氏が11万点で、浦沢氏が4万点。同館の収蔵作家数は180人で、収蔵数は40万6669点に増えた。整理作業を進めた上で、個展などを開催する予定だ。

 この日は、高橋大市長とさいとう氏がオンラインで対談した。高橋市長は「ゴルゴ13には知らない世界や知識が込められており、社会勉強になった。肉筆を間近に見られ、読者が新たな境地を探れる」とお礼を述べると、さいとう氏は「多くの人に見ていただければありがたい」と話した。(山谷勉)