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 「JR東海には、引き続き関係者と粘り強く調整し、一日も早く工事着手にかかっていただきたい」

 トップ会談の終了後、報道陣の取材に応じた愛知県の大村秀章知事は、早期の着工を改めて求めた。

 品川から名古屋まで286キロを最速40分で、さらに全線開通すれば品川―大阪を最速67分で結ぶリニア計画。大村氏は、東京から大阪まで9都府県でつくる「リニア建設促進期成同盟会」の会長を務める。

 静岡工区(8・9キロ)では、大井川の流量減少を懸念する静岡県とJR東海との折り合いがつかない。大村氏は、昨年7月には記者会見で「静岡県のせいでリニアがとまっていいんですかとお聞きしたい」と語気を強め、同年9月には静岡県の川勝平太知事と非公開で話し合うなど、さまざまに働きかけてきた。

 ライブ配信されたトップ会談の動画を一部見たという大村氏は、「川勝知事も『リニアには賛成』とおっしゃった」と指摘。「お互い折り合い、工事が進んでいくことを願いたい」と期待を口にした。しかし、その後、取材に応じた川勝知事は、JR東海の金子慎社長が重ねて求めた6月中の準備工事着手を、「認められない」と明言した。

 愛知県など東海3県の政財界は、リニア開業までに中部空港に2本目の滑走路をつくる構想を進めてきた。課題だった需要も、外国人客の増加で右肩上がりだったところへ、新型コロナウイルスの影響が直撃。リニアも遅れる公算が大きくなり、経済界の関係者は「27年のリニア開業は大きなよりどころになっていた。コロナで需要もボロボロになる中、もうやらなくていい、という話にならないか」と心配する。

 名古屋市の河村たかし市長も、…

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