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 6月30日は1年の前半の厄を落とす「夏越しの大祓(おおはらい)」。島田市の大村屋酒造場では26日、一足早く、大井神社の片川徹宮司を迎えて無病息災を願う「夏詣酒(なつもうでさけ)」の出荷神事があった。杜氏(とうじ)らが縁起酒を前に、新型コロナウイルスの影響からの社会の回復を祈った。

 大村屋酒造場は1832年の創業。「立春朝搾り」など季節に沿った日本酒づくりで知られ、夏詣酒は4年前に売り出した。片川宮司は「新型コロナウイルスで全国的に静まりかえっているが、今年の後半はこのお酒を飲んで、元気に活躍される人が増えることを願います」とあいさつ。杜氏の日比野哲さん(47)は「夏にふさわしいキリッとした辛口に仕上がった。炭酸水や氷で割ってもおいしい」と話した。

 一升瓶(3320円)を700本、四合瓶(1650円)を2千本出荷する。

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 大井神社の夏越しの大祓(茅(ち)の輪くぐり)は、参拝者の密集を避けるため、今年は6月30日~7月15日に期間を延長する。(阿久沢悦子)