筑波大生不明事件 チリ人容疑者を7月に仏へ移送へ
サンパウロ=岡田玄
筑波大から仏東部ブザンソンに留学していた黒崎愛海(なるみ)さん(当時21)が2016年12月から行方不明になっている事件で、チリ最高裁は26日、元交際相手でチリ人のニコラス・セペダ・コントレラス容疑者(29)を同日から自宅軟禁とし、7月23日にフランスに移送すると決めた。
チリ最高裁は5月18日に仏への身柄の引き渡しを最終決定したが、世界的な新型コロナウイルスの流行を受け、移送日は決めていなかった。このため、チリ検察が、移送日を決めるよう求めていた。
セペダ容疑者は16年12月4日、黒崎さんの寮に夕食後に一緒に戻ったとされる。黒崎さんはその後に行方不明となっており、セペダ容疑者が母国のチリに帰国したため、殺人容疑で捜査している仏検察が身柄の引き渡しを要求していた。(サンパウロ=岡田玄)
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