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 ロイター通信の集計によると、米国の1日当たりの新規感染者数が26日、過去最多となる約4万人を記録した。ペンス副大統領は同日に記者会見し、新規感染者の約半数が35歳未満の若者だと明らかにした。

 ペンス氏によると、全米50州のうち、テキサス、フロリダなど南部や西部の16州で感染者数や検査による陽性率が増加。テキサスやフロリダなどでは、新規感染者の半数を若者が占めるという。若者は基礎疾患が少なく、感染しても重症化しにくいとされ、ペンス氏は「ある程度勇気づけられるニュースだ」と語った。

 一方、会見に同席した国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、感染しても無症状の若者が、高齢者などリスクの高い人にウイルスを広める可能性を指摘。「感染すれば、知らぬまにパンデミックを広げる役割を担う」と話した。

 テキサス州では知事がバーの営業の一時停止とレストランの収容人数を減らすことを命じたほか、フロリダ州でもバーでアルコールの提供をやめた。アリゾナ州では知事が感染防止のためにマスク着用を求めた。

 米国では4月半ば以降、営業・外出規制により、1日の感染者数が緩やかに減少。5月に入ると各地で経済活動が再開されていた。米国の感染者数は26日現在で、累計約240万人、死者数は12万人を超えて世界最多になっている。(ワシントン=香取啓介)