第3回陸上イージス「必ず陳腐化」 地元も標的 軍事評論家

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聞き手・曽田幹東
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 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の計画断念の背景には、防御から攻撃に重点を移そうとする米国の東アジア戦略の影響があるのではないか――。軍事評論家の前田哲男さん(81)はそう語る。

 まえだ・てつお 1938年、福岡県生まれ。軍事評論家。元東京国際大教授。長崎放送記者として佐世保港への米原子力空母の寄港などを取材し、フリーに。著書に「棄民の群島―ミクロネシア被爆民の記録」、「イージス・アショアの争点(共著)」など。

 ――イージス・アショア計画の断念をどう受け止めましたか。

 「昨年、山口県であった地元説明会を傍聴した。防衛省は『ブースターは完全に安定して誘導でき、演習場内に落下するようにする。心配はいらない』と言っていた。しかし、ブースターは言わば『燃えがら』だ。燃えがらの形によって自由落下で不規則な軌道を描くはずで、コントロールが難しい。演習場内に確実に落下させられるのか、素人が考えても疑問がわく」

 「だが迎撃ミサイルは日米で…

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