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 日用品・食品大手ユニリーバ(本社・ロンドン、オランダ・ロッテルダム)は25日、スキンケア製品から「色白(フェア/フェアネス)」「美白(ホワイト/ホワイトニング)」「明るい(ライト/ライトニング)」といった表現を削除すると発表した。「美に対するより包括的なビジョンをめざす」としており、反黒人差別運動の広がりに配慮したようだ。

 同社は「フェア、ホワイト、ライトという言葉の使用は、単一の美の理想を示しており、正しくない」とし、「使う言葉を変えることは重要だ」としている。

 インドや東南アジアなどで販売されている化粧品のブランド名「フェア&ラブリー」も数カ月以内に変更するという。

 米国で黒人男性が白人警官に暴行を受けて死亡する事件をきっかけに、世界中で反黒人差別デモが拡大している。英国などでは化粧品メーカー各社に対し、一部の製品が肌の色による差別を助長していると批判の声があがっていた。製品やブランドの名称変更を歓迎する声がある一方、名前を変えるだけでは不十分だとの指摘もある。(ロンドン=下司佳代子)