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 J2が27日、約4カ月ぶりに再開し、ヴァンフォーレ(VF)甲府は新潟と対戦。終了間際、執念のゴールで3―3で引き分けた。新型コロナウイルスの感染防止のため、山梨中銀スタジアムは無観客だった。前節の開幕戦に続く引き分けで、次節の7月4日は初勝利をめざしてアウェーで松本と対戦する。

 昨季のチーム得点王ウタカに次ぐ7得点を上げたFWドゥドゥが、終了間際には3年目のFW太田が、それぞれ存在感を見せつけた。

 1点を追う前半33分。MF泉沢が相手を左右に揺さぶり、左サイドからクロスを上げ、ドゥドゥが頭で押し込み同点に追いついた。その2分後、FWジュニオールバホスが相手のパスミスを突き、左サイドから中央に折り返すと、再びドゥドゥが左足で合わせた。

 前半終了近くに同点に追いつかれたVF。今季の特別ルールで、後半に5人目の交代枠でGK岡西を投入した。しかし、その1分後にゴールを奪われてしまう。

 1点を追い、迎えたアディショナルタイム。左サイドからのロングスローをFW金園が頭で落とすと、後半途中出場のFW太田が反応。胸で押し込み、同点ゴールとなった。

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 この日の試合では、新型コロナウイルスの感染防止のために様々な対策が施された。

 再開前の練習試合1試合は、リモートマッチ(無観客試合)だった。バックスタンドにはスポンサーの横断幕が所狭しと掲げられ、試合が始まると、録音された応援歌や太鼓の音、歓声などが響いた。

 この日の新潟戦では、サポーター参加型の「リモート応援システム」を導入した。

 スマートフォンから専用サイトにアクセスし、ライブ配信の動画を見ながら「歓声」「拍手」などのボタンを押すと、スタジアム内のスピーカーから歓声などが流れた。

 一方、選手は試合前の記念撮影で、これまでのように肩を組まず、距離を取って並んだ。控え選手や監督らはマスク着用でベンチに入り、離れて座った。

 報道陣も、スタジアム前でサーモグラフィーによる体温チェックを受けた。試合終了後は、ウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」を使い、監督や選手を取材した。(田中正一)