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 「ろくろ首」や「耳なし芳一」などの怪談で知られる作家、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲、1850~1904)の生誕から170年となる27日、松江市の小泉八雲記念館で、作品の原典などを紹介する企画展「小泉八雲、妖怪へのまなざし」が始まった。来年6月6日まで。

 八雲の怪談作品の多くは、伝承や昔話を文学的に再構成した「再話文学」というジャンルに位置づけられる。今回の企画展では、八雲が収集した和装本の原典(富山大付属図書館所蔵)のほか、漫画家の水木しげるさんや八雲自身が描いた妖怪のイラストなど60点あまりを展示している。QRコードの掲示も初めて導入し、読み取るとあらすじや説明が表示される。

 八雲のひ孫でもある小泉凡館長は「八雲が原典を読み込み、挿絵などからも影響を受けていたことが分かる。創作の舞台裏を楽しんで欲しい」と話した。この日が誕生日で記念品を贈られた松江市の会社員、門脇麻衣子さん(40)は「八雲の作品は読んでいたが、本人を深く知るきっかけになりました」とほほ笑んだ。大人410円、小中学生200円。年中無休。(清水優志)