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 明治から戦後の高度成長期まで、大阪市西成区は革靴を手作りする職人が集まる全国有数の「靴の街」だった。スニーカーの普及や海外ブランド靴の流行で今は見る影もないが、約20年前に住民組織が設立した「西成製靴(せいか)塾」では今も、若い世代への技術伝承が続いている。

 その講師を務めて約10年。靴作りの経験は半世紀を超え、「接着剤のない時代を知る最後の靴職人」と言われる。

 満州事変が起きた年、玄界灘に臨む福岡県の農村で8人きょうだいの末っ子として生まれた。地元の靴工場に年季奉公で働いたのは「ほかに仕事がなかったから」。戦後まもなく、西成へ移り住んだのは「腕磨きのため、生活のため」だった。

 革靴づくりは分業化されており…

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