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 「放浪記」で知られる作家で、少女時代を尾道で過ごした林芙美子(1903~51)の命日にあたる28日、JR尾道駅近くにある像の前に多くの人がアジサイの花をささげた。

 芙美子をしのぶ「あじさいき」は市民手づくりの催しで、芙美子が好んだ花にちなんで名づけられた。1984年に像が建立された後に始まり、今年で30回目になる。例年はフルート演奏や合唱、朗読もあるが、コロナ禍のため規模を縮小し、献花だけとした。

 地元の商店街とともに主催する市民グループ「あじさいの会」代表の﨑谷倫子さん(70)は「来年は没後70年。今年は静かに迎えたが、来年はいつものようにしたい」と話した。(北村哲朗)