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 2月下旬、東エルサレム。山村順子さん(35)が通りを歩いていると、見知らぬ中学生くらいのアラブ人の女の子5人が前から近づいてきた。何人かがすれ違いざまに声を上げた。「きゃあコロナ!」。すると女の子たちは手で口元を覆い、すっと距離を取った。

 山村さんはNGO「日本国際ボランティアセンター」の一員として、東エルサレムを拠点に、パレスチナ自治区の子どもの健診や栄養改善のための教室開催などの支援に取り組んできた。だが新型コロナウイルスへの感染が世界各地で広がり始めて以降、心ない声をかけられるように。同僚も街角で怒声や冷ややかな目線を浴び、同じ目に遭っていた。「パレスチナの人々の力になりたいと思って来たのに」。初めて居心地の悪さを感じた。

 外出するのが嫌になりそうで、アジア人だと気づかれないよう、変装し、出かけた時期もあった。ただ、今は考えを改めている。

「対話の少なさは、対立の溝を深めるばかり」。そう思った山村さんは、自分の気持ちを素直に伝えてみることに。すると思わぬ反応がありました。

 イスラエル人とパレスチナ人の…

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