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 タイのプラユット政権の最大与党・国民国家の力党は27日、新党首にプラウィット副首相を選んだ。プラウィット氏は元陸軍司令官で、学界出身の党首と交代した。ポスト配分などをめぐる内紛の末だが、プラウィット氏の党首就任で政権の「軍政色」はより強まった形だ。

 2014年の軍事クーデターを陸軍司令官として主導し、軍事政権を率いたプラユット氏は、昨年3月の民政移管に向けた総選挙を経て首相に就任。軍政時代に続いて陸軍司令官の先輩であるプラウィット氏らを閣僚に迎え、「事実上の軍政継続」と批判された。

 一方で、プラユット氏を支える国民国家の力党は党首、幹事長に文民をあてることで「軍政色」を薄めていた。だが、総選挙に向けて結成された同党は寄り合い所帯で、閣僚ポストの配分などをめぐって内紛が発生。半数以上の役員が辞表を出し、財務相のウッタマ党首やエネルギー相を務める幹事長らの追い落としに動いた。これを、内閣改造につなげる狙いとみられている。

 新党首のプラウィット氏は利害…

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