歌舞伎座、8月に公演再開 「待ってました」はお控えを
松竹は29日、東京・歌舞伎座での歌舞伎公演を8月に再開すると発表した。新型コロナウイルスの影響で3月から公演を中止して以来、5カ月ぶりとなる。
8月1~26日の「八月花形歌舞伎」は「連獅子」「棒しばり」「義経千本桜 吉野山」「与話情浮名横櫛 源氏店」の4部制で、片岡愛之助さん、中村勘九郎さん、市川猿之助さん、松本幸四郎さんら主に若手中堅が出演する。
コロナ感染拡大防止対策のため、出演者と裏方は4部とも全て入れ替わる。客席は前後左右を空けるほか、花道沿いは2席以上空ける。歌舞伎名物の、俳優の屋号や「待ってました」などの掛け声は禁止する。公演前後はドアを開放して場内を換気する。
歌舞伎座は3月2日が初日だった「三月大歌舞伎」から公演を中止しており、その中には5~7月に予定していた「十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行」も含まれる。
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