[PR]

 トヨタ自動車は29日、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などと、宇宙開発関連の企業を支援するファンドに出資したと発表した。出資額は計82億円。人工衛星などの技術をもつ企業を支援しながら、自動運転や電動化など「CASE」と呼ばれる車の新技術の開発にもつなげたい考えだ。

 出資したのは独立系投資会社スパークス・グループの子会社が設立した「宇宙フロンティアファンド」。人工衛星やロケット開発などを手がけるベンチャー企業への投資を想定し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とも連携する。ほかの企業からの追加出資も募り、今年末までに150億円を集めたいという。

 トヨタは近年、ベンチャーへの投資に力を入れている。2015年と18年には、三井住友銀やスパークス・グループとファンドを設立し、人工知能(AI)や水素技術といった分野へ投資してきた。一方、宇宙開発事業では19年、JAXAと共同で月面を走る有人探査車を開発することを表明している。(石塚大樹)