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 トヨタ自動車は29日、5月の世界販売台数が前年同月比31・8%減の57万6508台だったと発表した。4月は同46・3%減と過去最悪の落ち込みだったが、改善した。主要市場の中国と北米で回復傾向をみせ、「回復は想定を上回るペース」(広報)という。

 中国の販売台数は前年を大きく上回る20・1%増の16万6328台。SUV(スポーツ用多目的車)「RAV4」など新型車の販売が好調という。北米は28・7%減の18万3544台で、56・4%減と歴史的な落ち込みを記録した4月から大幅に回復した。個人向け販売の回復が目立つという。一方、日本は33・4%減で、落ち込み幅は4月より悪化した。

 6月以降は世界各国で外出規制が緩み、回復傾向が続く見通し。トヨタは4~6月の世界販売台数が前年比4割減に落ち込む予想を示しているが、これを上回るペースで回復が進む可能性がある。

 トヨタを含む国内自動車大手8社が29日発表した5月の世界販売台数の合計は同38・5%減で、ほぼ半減した4月から改善した。(千葉卓朗)