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 風水害に備えて大分市は29日、指定避難所の一つである同市荷揚町の旧荷揚町小学校体育館で、新型コロナウイルス対策を含めた避難所運営の訓練を初めて実施した。30日までの2日間に避難所運営に関わる職員約500人が参加する。

 訓練では、避難者役の職員一人ずつに検温や問診をして、熱のある人らを「有症状者スペース」に案内する手順を確認。簡易ベッドの作り方も練習した。実際の避難所で職員らが使う簡易防護服やフェースシールド、床に目印をつけるための粘着テープも準備し、避難所の開設に備えた。近隣の自主防災会の市民らも見学に訪れていた。

 市内124カ所の指定避難所は「密」を避けるため、受け入れを本来の収容人数より減らす予定だ。避難者には手指消毒とマスク着用を依頼するとともに、マスクや体温計、タオル、消毒液、ビニール手袋を持って避難するよう呼びかけている。

 市福祉保健課の朝来野(あさくの)浩課長(57)は「自宅で安全が確保できる場合は、自宅にとどまる在宅避難も検討を。危険が迫ったら安心して避難所を利用してほしい」と話した。(中沢絢乃)

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