四つの市民襲撃事件で殺人の罪などに問われた指定暴力団工藤会トップで総裁の野村悟被告(73)とナンバー2で会長の田上不美夫被告(64)の第46回公判が29日、福岡地裁であり、2014年の歯科医師刺傷事件の証人尋問が始まった。
起訴状などによると、両被告は実行役らと共謀し、14年5月26日、北九州市小倉北区の駐車場で、歯科医師の足や腹などを刃物で刺すなどして殺害しようとしたとされる。
証言したのは歯科医師の父親の親族の男性。田上被告とは30代から親交があった。14年2~3月に3回、田上被告と市内で面会。田上被告は、漁協幹部である父親が仕切る港湾工事に工藤会が参入できるよう取りはからいを求めたという。
この際、田上被告は父親の親族…
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朝日新聞社会部