【動画】新型コロナ対策で防護着姿で炎天下で働く救急隊員たち=池田良撮影
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 「救急指令、救急指令……」。東京・丸の内消防署に救急車の出動を要請する無線が入ると、救急救命士らが即座に全身を防護服で覆い、医療用のマスクとゴーグル、手袋を着けて車内に乗り込んだ。出動までわずか数分。それでもびっしり汗をかいて現場へ急いだ。6月16日、東京都内各地の最高気温は30度を超えていた――。

 東京消防庁によると、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念された4月以降、患者の搬送や救命措置に臨む救急救命士や救急隊員らは、病状を問わず防護服やマスクなどを着用するルールだ。感染の疑いが強い患者に対応する場合は、よりウイルスからの感染を防ぐ効果の高い防護服「タイベックスーツ」を着用する。平時の出動訓練にも防護服の着用訓練を加えた。

 「現場は例年以上に緊張が走るが、コロナ対策だけではなく、しっかり暑さ対策もしながら任務に当たりたい」。丸の内消防署の担当者が気を引き締める。

 総務省消防庁によると、「災害級の猛暑」と呼ばれた2018年に熱中症で救急搬送された人は約9万5千人。19年は約7万1千人だった。それまでは5万人前後で推移していたが、この2年で搬送者が増えている。気象庁の6~8月の3カ月予報では全国的に平年より気温が高くなる見通しだ。消防庁の担当者は「コロナの感染防止の対応もあり、医療の最前線に立つ救急隊員らの健康管理もいっそう大事になる」と話す。

 熱中症への警戒をさらに強めよ…

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