北大・名和総長を解任へ 文科省、パワハラの訴え認める

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 文部科学省が北海道大の名和豊春総長の解任を決めたことが29日、わかった。30日に発表する。職員にパワーハラスメントをした疑いがあるとして昨年7月、北大の総長選考会議が文科相に解任を申し出ていた。

 国立大が2004年度に法人化され、現在の人事の仕組みが整ってから、学長が解任されるのは初めて。

 関係者によると、総長選考会議はパワハラの訴えを受けて調査委員会を設置し、名和総長と職員の双方から事情を聴くなどして、「総長にふさわしくない」と結論づけて文科相に解任を申し出た。文科省はその後、選考会議の申し出の裏付けを慎重に進め、29日までに解任を決めた。

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