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 経済産業省が30日に発表した5月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)は79・1で、前月を8・4%下回った。4カ月連続の低下で、比較可能な13年以降の最低水準を2カ月続けて更新した。基調判断は「生産は急速に低下している」で据え置いた。

 単純比較はできないが、リーマン・ショックの影響が深刻だった09年3月(79・0)以来の低水準で、経産省の担当者は「まれに見るショックの影響を受けている」。業種別の生産指数は、全15業種で低下した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国内外での需要減の影響が幅広く出た。

 主要企業に聞いた先行き予測は6、7月とも大幅上昇を見込む。だが、経産省の担当者は海外の需要回復は今後も不透明だとして「(指数が)勢いよく戻るとは考えにくい」と見る。