拡大する写真・図版朝日放送テレビアナウンサーの桂紗綾さん。2018年に大阪府池田市で開かれた「第10回社会人落語日本一決定戦」に出場し、特別賞の市長賞を受賞している=2020年6月23日、大阪市福島区

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 自宅で楽しめるDVDやCD、出版物などを紹介する連載「私の逸点」。今回、登場していただくのは朝日放送テレビアナウンサーの桂紗綾(さあや)さん。自ら高座に上がり、社会人落語日本一決定戦の受賞歴もある異色の経歴の持ち主が、落語愛をぐっと深めた思い出の漫画を語ります。

落語を応援したい

 コロナで外出自粛だったころ、ラジオ番組「朝も早(は)よから桂紗綾です」の金曜演芸もん!コーナーで紹介したのがこの漫画「昭和元禄落語心中」です。読めば寄席に行きたくなるはずだから。生の落語会が復活した時に、足を運んでもらうお手伝いをしたかったんです。

拡大する写真・図版「昭和元禄落語心中」(雲田はるこ、講談社)。全10巻。文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞

 初めて高座に上がったのは2018年4月。テレビの「ごきげん!ブランニュ」でずっと一緒だった月亭八光さんがきっかけでした。「やってよ」「簡単にできませんよ」「いや、俺もやってるし」……。ちょうど覚え始めたころにこの漫画を読み、落語への愛や尊敬の念が深まりました。

桂紗綾さん
かつら・さあや 1985年生まれ。和歌山県みなべ町出身。08年から朝日放送テレビアナウンサー。社会人落語家として活動。毎週金曜午前4時50分から「朝も早よから桂紗綾です」(朝日放送ラジオ)。

「与太郎」に共感

 登場する与太郎に共感する部分が多い。元ヤクザでつらい過去があり、運命的に落語と出会った。彼は師匠の言葉に救われたんだと思います。背中の入れ墨を見せたら、過去と決別するんじゃなく「抱えて生きろ」「それが人間の業」。涙があふれて止まらなくなりました。師弟愛。こんなにも強い結びつきが落語を通して生まれてくるんだって。

拡大する写真・図版社会人落語家としても活動する朝日放送テレビアナウンサーの桂紗綾さん。担当のラジオ番組で落語愛を語る=2020年6月23日、大阪市福島区

後半は
桂紗綾さんの思う「業の肯定」とは。なぜ、落語にのめり込んでいったのかについても語ります。

 落語は「業の肯定」といったの…

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