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 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は29日、米アップルの無料ニュースサービス「アップル・ニュース」への記事の提供をやめ、サービスから離脱したことを明らかにした。有料読者を急増させているNYTが、米巨大ITに頼らず、独自路線を進む姿勢を鮮明にした。

 アップルは、iPhone(アイフォーン)上などで無料のアプリ「アップル・ニュース」を提供している。NYTは、他の米メディア大手と共にニュースの提供を続けてきたが、29日付でその枠組みから離れたという。

 NYTの広報担当は「アップル・ニュースは、有料読者と直接関係を築き、質の高いジャーナリズムを支えていくという我々の戦略に合致しない」と説明。「質の高い(ニュースの)発行人は、価値ある独立したジャーナリズムの基盤をつくるという、多くの費用がかかる課題を解いていることに対し、正当な対価が支払われるべきだと信じる」とも語り、収入が少なかったことへの不満をにじませた。

 米アップルは朝日新聞の取材に対し、「ニューヨーク・タイムズはアップル・ニュースに対し、1日に2、3の記事を提供しているだけだった。我々は、1億2500万人以上に上るアップル・ニュースの利用者に最も信頼できる情報を提供してくことに全力をあげていく」とコメントし、影響は軽微との考えをにじませた。

 無料の「アップル・ニュース」に加え、アップルは昨年3月、米国で有料版のニュースサービス「アップル・ニュース+(プラス)」を開始。米紙ウォールストリート・ジャーナルやロサンゼルス・タイムズが参加したものの、NYTはそこに加わらず、動向が注目されていた。

 米メディアと米IT大手は長年…

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