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 県合唱連盟は30日、郡山市で8月28日から3日間を予定していた第74回県合唱コンクールについて、規模を縮小して開催すると発表した。新型コロナウイルスの影響で全国大会が中止となり、各地方大会も見送りが相次ぐが、「コロナ感染に気をつけ、3年生にコンクールの舞台で歌わせてあげたい」として判断した。

 同連盟によると、日程は29日と30日の2日間に短縮。29日は高校部門、30日は小学校、中学校、大学職場一般の各部門を行う。昨年の大会には全部門に計116団体が参加したが、同連盟が事前にアンケートしたところ八十数団体から参加希望があったという。

 参加団体は、例年通りの審査員5人が順位をつけて金・銀・銅の各賞を決めるコンクールの部と、審査を受けずに自由曲を披露する音楽祭の部のいずれかを選べる。また今回はおかあさん部門も設け、30日に実施する。出演者は舞台上でマスクを外して歌うが、前後左右で2メートルの間隔をとって重ならないように並ぶ。

 観客席は前後左右で1席ずつ空けて座ることを求め、会場の郡山市民文化センターの収容人数の半分以下となるよう入場制限をする。保護者や学校関係者には前売り券を用意するが、一般向けの当日券販売もする。チケットには氏名や連絡先などの記入を求める。

 県合唱連盟は県内の感染状況を注視し、再び緊急事態宣言が出るなどした場合は大会を中止する。同連盟の菅野正美理事長は「大会がすべてなくなってしまった3年生に最後の舞台を用意できるよう準備したい。感染リスクが高いと指摘される合唱でも可能な範囲の中で模索を続け、福島の宝である合唱の灯をつないでいきたい」と話した。(見崎浩一)