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 中止となった長岡まつり大花火大会を予定した8月2、3両日に、4発の花火が打ち上げられる。いずれも直径30センチの「尺玉」(10号)で、空襲犠牲者の慰霊と平和を祈って毎年上げてきた3発に、今年はコロナ禍への思いを込めた1発も加える。主催する長岡花火財団は、直後のイベントへの協力も呼びかけている。

 大会は、1945年8月1日にあった長岡空襲の犠牲者の慰霊などを目的としており、冒頭に「慰霊と平和への祈り」(10号3発)を打ち上げるのが恒例。今回は、「新型コロナウイルス感染症犠牲者の慰霊と早期終息を祈願する花火」(10号1発)も加える。

 両日とも午後7時30分から打ち上げるが、密集回避のため、場所は非公表。市民には、自宅付近や、生中継するケーブルテレビNCTやFMながおかで楽しむように求める。

 また、打ち上げ後に二つのイベントを企画している。一つは午後7時35分から夜空に向けてスマートフォンや懐中電灯をかざすもので、毎年、観覧者が大会終了時に花火師たちへの感謝を伝えようと行っている。今年は新型コロナウイルス感染症と戦う全ての人へのエールも込める。

 同45分からは、「慰霊・復興・平和」への思いを込め、各自が用意した線香花火や手持ち花火に一斉に点火してもらう。SNSへの写真投稿も呼びかける。

 また、4月に亡くなり、映画「この空の花 長岡花火物語」などで知られる大林宣彦監督について、「特別の花火は上げないが『慰霊と平和への祈り』に感謝の気持ちも込めたい」(同財団)という。

 前日の1日には慰霊の花火「白菊」(10号3発)を上げる。例年と同じく、長岡空襲が始まった午後10時30分から白一色の尺玉が夜空に開き、市内の寺院の鐘が一斉に鳴る。(伊丹和弘

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