[PR]

 山の衆、海にいらっしゃーい! 静岡県牧之原市は7月1日、静岡、山梨両県民を対象に、市内の旅館、ホテル、ペンションなどの宿泊料を2分の1、最大5千円割り引く「RIDE ON MAKINOHARA」を始める。飲食やレジャーに使える商品券も1人1千円配布する。9月30日までで、先着約2千人。

 同市は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、この夏は市内の海水浴場は開かないと決めた。海のない山梨県の一部自治体が1980年代後半から、榛原地域(現・牧之原市)への宿泊助成を続けてきたが、今年は昭和町を除き、なくなった。それを牧之原市が肩代わりし、山梨県から観光客を誘致するのがねらいだ。

 6月下旬、杉本基久雄市長が山梨県に入り、ラジオなどで売り込んだ。6月27日に甲斐、中央、甲州、甲府、韮崎の5市と昭和町に新聞折り込みチラシを入れたところ、翌日188件の宿泊予約が入った。6月29日にはペンションのオーナーらが市役所に、カツオやマグロの刺し身、キンメダイの煮付け、アワビの踊り焼きなど海の幸を使った料理を並べ、アピールした。

 相良地区でペンションを経営する萩原恒さん(66)は「コロナ禍で止まっていた宿泊予約が、少しずつ動きだした。海岸をのんびり散歩し、駿河湾と遠州灘の魚を楽しんでほしい」と話した。

 問い合わせはまきのはら産業・地域活性化センター(0548・22・5600)へ。(阿久沢悦子)