[PR]

 新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた肉用牛農家を支援しようと、茨城県のブランド和牛・常陸牛を使った給食が30日、守谷市の小中学校に登場した。学校給食に活用して消費拡大を図る県の事業の皮切りで、子どもたちは「おいしい」と笑顔で味わった。

 この日は、市内全13校約6千人の児童・生徒に常陸牛438キロを調理した牛丼の具などが提供された。守谷小1年4組には松丸修久市長が訪れ、「茨城県でできた高級な牛肉をしっかり食べて元気に勉強に励んで」とあいさつ。児童らは牛肉をご飯にのせてほおばった。藤居仁(ひとし)君(6)は「初めて食べた。おいしくてお代わりした。また食べたい」と話した。

 常陸牛を提供した市内の藤井商店の藤井勲社長(55)も訪問。和牛など130頭の飼育から加工、販売まで手がけるが、コロナ禍で価格が暴落したという。藤井社長は「子どもたちの笑顔がうれしい。牛肉を食べるきっかけになれば」。

 県によると、今回の事業は約500軒ある肉用牛農家の経営安定を目的に、41市町村で県産和牛を年3回、学校給食の食材として提供する。4月に7億5900万円の補正予算を組んだ。(佐藤清孝)