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 若者は密集した場所を避け、新型コロナウイルスの感染リスクを意識して行動して――。世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は30日の記者会見で、世界の若者に向けて注意を呼びかけた。

 若者らが集まるナイトクラブでクラスターが発生するケースが相次いだことを受け、例えば、スペイン北東部カタルーニャ州は25日、深夜営業のバーやナイトクラブを閉鎖する措置をとった。日本国内でも、ナイトクラブの従業員や客の感染が確認されている。

 テドロス氏は「我々が直面する課題の一つが、若者に感染リスクを意識してもらうことだ。若者が感染して死ぬこともある。自分や他人を守るために予防策を取るべきで、若者は変革の原動力になれる」と強調した。

 会見に同席したWHOの感染症専門家のマリア・ファンケルクホーフェ氏も「若者だからといって軽症で済むとは限らないし、自分は元気でも同居している高齢者など、重症化リスクが高い人にうつしてしまうかもしれない。混雑した場所を避け、マスクをするなど、リスクを最小にするために何をすべきかを知って欲しい」と述べた。(ローマ=河原田慎一)