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 四つの市民襲撃事件に関わったとして、殺人罪などに問われた特定危険指定暴力団・工藤会の最高幹部2人の第53回公判が31日、福岡地裁であった。トップで総裁の野村悟被告(73)に対する初めての被告人質問があり、元漁協組合長射殺事件への関与について「ありません」と否定した。

 事件は1998年2月、北九州市の路上で発生。元漁協組合長の男性(当時70)が頭などを撃たれ死亡した。実行役や見届け役はすでに有罪判決が確定している。

 この日午前は弁護側の主尋問があった。野村被告は事件を起こす指示や命令があったかを問われると、「ありません」と否認。事件を起こすことを承諾したのかという問いにも「ありません」と答えた。

 この事件をめぐっては、ナンバー2で会長の田上不美夫被告(64)への被告人質問が30日にあり、田上被告も事件への関与を否定した。