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 宅配便大手のヤマトホールディングスが31日発表した2020年4~6月期決算は、純損益が前年の97億円の赤字から34億円の黒字に転換した。新型コロナウイルスの影響でネット通販を使う「巣ごもり消費」が増えたため。在宅率が高まって再配達の手間が減ったことも利益を押し上げた。

 売上高は前年比2・7%増の3920億円。宅配便の取り扱いは同17・1%増えて4億9100万個だった。21年3月期通期の業績予想は純利益が前年比47%増の330億円の見込み。今後もネット通販の需要が続くとみているという。

 佐川急便を傘下に持つSGホールディングスも巣ごもり消費の恩恵を受け、20年4~6月期決算は増収増益。純利益は前年同期比70・3%増の172億円、売上高は同9・1%増の3176億円だった。

 ネット通販が増える一方で、製造業などの工場の稼働率が下がり、企業間の物流は低調だ。自動車部品など企業間輸送を多く扱う日本通運は20年4~6月期の売上高が同9・2%減の4720億円となった。(高橋尚之)