緊急事態宣言のさなか、東京・谷中の古本店主が発信した悲痛な思いに、共感が広がった。「本屋の灯を消したくない」「自粛によって殺される」……。下町の片隅で開業して5年目、本屋を通して人々の社会参加を促す試みを続ける「ひるねこブックス」の小張隆さん(35)に話を聞いた。
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新卒で児童書の出版社で8年間働き、2016年1月に店を開いた。
「谷中で始めたのは、小さいけど個性的な店が多くて、顔の見える関係やお客さんとのつながりもあっていいなと思ったんです」
「会社勤めのころ、近くに住み始めたこともきっかけになり、こういう店でも生きていける、会社勤めだけが人生ではないな、と」
絵本中心で、猫と北欧。約5…
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