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 恐竜の新種発見なるか!?――。福井県立恐竜博物館は31日、同県勝山市北谷町で今夏実施している恐竜化石発掘調査を報道陣に公開した。同館の柴田正輝・主任研究員は「まだ歯化石しか出ていないスピノサウルス科やヨロイ竜類の骨化石を発掘し、新種の発見につなげたい」と意気込んでいる。

 現場は手取層群北谷層と呼ばれる約1億2千万年前(前期白亜紀)の地層。調査は約30年前に始まり、2013年度から第4次調査が続いている。今年度は7月27日~9月5日、約150平方メートルを調べる計画だ。

 調査員らは重機で割った岩石の表面を調べ、さらにハンマーなどで細かく砕いて化石を探す。1日40~50点のペースで骨や歯の化石が確認されており、この日も肉食恐竜の歯の化石が見つかった。ただ、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、例年作業に加わる全国の大学生や大学院生は参加しない。(佐藤孝之)

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